アラサー女ひとりツーリング北海道
2022年のお盆休みに北海道ソロツーリングに行ったときの話の後編を紹介します。
目次
6日目:292km
朝、夷王山キャンプ場を散策。晴れた朝の見晴らしがよかった。いい景色を見ながら前日にスーパーで買ったとうきびを、もそもそ食らい、実にいい休日の過ごし方だと思った。
館の岬
通行止めでその先の道は通れなかったけれど、東洋のグランドキャニオン?(笑)たまたま看板を見て走ってきただけだけど、寄り道する余裕があるのがソロツーリングのいいところ。
銀婚湯
日帰り温泉の時間が12:00~で開店を待つには長かったので周辺を散策。庭が広く森林浴を楽しめた。機会があれば入ってみたい。
噴火湾パノラマパーク
道の駅からの景色が良すぎて、これは道の駅ではないのではないか、と思った。調べたら丘の駅だった。まさに。
こだわり
新潟に遊びに行ったとき、はしご酒2軒目を探しに歩き、ちょっと入りづらいが引き付けられた福美という居酒屋で飲んだ。そのとき隣で飲んでいた人が昔新潟で働いて、現在札幌在住の人だった。その人に北海道のお勧めグルメを紹介してもらったら、ここ、こだわりの醤油ラーメンが挙がったので食べに来ることに。食べログだと★★★だけど、実際はもっとポテンシャルがある。素人には分からない名店だった。
シンプルな醬油ラーメンだが、出汁が効いており、スープを残さず完食。カレーも食べようかと迷ったが、ラーメンライスとカレーはさすがに入らないので次回のお楽しみに。
コーヒーも美味しそうだった。
道の駅 みなとま~れ寿都
すげえネーミングだな。道の駅の目の前にある港で1枚
弁慶岬灯台
久しぶりの晴天に心が躍る。
道の駅いわない
休憩がてら道の駅に立ち寄る。
ヘルメットを脱いで歩き出そうとしたら、眼鏡をかけたおっちゃんに話しかけられた。北関東から来たの、僕も大学時代いたんだよ~。という話から始まり、自分の愛車の写真をおもむろに取り出し一通りアルバムの中身の紹介をされた。カブ主でもあり、アメリカンも持っているというバイク乗り。カブの写真をみたけど、パッキングがお見事だった。めっちゃ高く積まれた荷物を載せて走るには、積むのも乗るのもテクニックがいるんだ。重心を考えないとブレーキが遅れたり荷崩れするんだ、だから荷物の載せ方を見ればバイクの腕がいいかが分かるんだ、と言っていた。
数か月前に栃木にある天狗温泉に行ったときの写真も披露してもらった。夜は薄ピンクのライトアップするらしく、卑猥な感じがお気に入りだったようで3回くらい紹介された。おもろ。
この後どこ行くの?と聞かれ、ツーリングまっぷるを片手に、割と走るコースを走るつもりだと言ったら、効率が悪いから辞めておきな。その代わり、茹でとうきびを食べて、キャンプ場に行きなというお告げを頂いたので、素直にその通り従うことにした。
セレンディピティ。流れのままに過ごすのも悪くないな、と。
佐藤農園農産物直売所
おっちゃんおすすめのとうきびを食べに、佐藤農園へ。
茹でとうきびが売っていたので1本購入し、その場でもそもそ食べた。強めの塩加減だけど、普段食べているとうろもこしより甘くてジューシー。うんま。
おっちゃんありがとう。今まで食べてきた中で、一番甘くてしょっぱくて身が詰まったとうきびだった。最&高。夏場岩内に来ることがあったらまた立ち寄りたい。
旭ヶ丘総合公園
宅配こと、ミートハウスで一緒になった女の人からお勧めされたキャンプ場へ。
15時過ぎに到着。山の陰で芝が乾かなかったのか、キャンプ場全体がしけっていた。キャンプ場としてはそんなに広くなかったが、宿泊者もまばらで難なく設営ができた。
京極温泉でひとっぷろ
食事の店 ひさし
昼に食べ損ねたカレーが食べたくて、食堂を探す。昭和の雰囲気が残る味のあるお店、ひさしに行ってみることに。
私がお店に入ったちょっと前におばあちゃんがお店に戻ってきたところで、手の込んだものは出せないけど大丈夫?と聞かれ、カツカレーできますか、と言ったら、ご飯はチンだけどいい?はい、大丈夫です。ということでカツカレーを注文。目の前で揚げるカツ。めっちゃ手が込んでるよ、おばあちゃん。て思いながら美味しくいただいた。
羊蹄山、いいシルエットだ
7日目:251km
旭ヶ丘公園キャンプ場にいた仙人みたいに長期滞在している系おじおじ①と②と少し話したら、おじおじ①はチャリダーでこのキャンプ場に来て2週間経過、おじおじ②はninja400乗りでキャンプ場に来てから1か月経過しているとの事。そりゃあ仙人感漂いますなあ。こういう生活もありだな、メモメモ。今後の参考にしようと心に刻んだ。
神威岬自然公園
映えを求めて神威岬へ。
女人禁制の門。時代は変わったね。普通に通行できるもの。
20分ほど歩くと岬先端に到着。天気がそんなに良くなかったせいか、感動は無し。去年行った礼文島の桃岩展望台付近を散策した風景を思い出す。ハートランドフェリーに乗らずに行ける絶景スポット神威岬、礼文島よりコスパよし。
タクシーかバスの運転手さんが数人研修を受けていたのか、話し声が聞こえたので耳を澄ませて聞くと、北海道の距離感を間違えて1日のスケジュール結構無理を言ってくる人がいるから気を付けてね、みたいなことを言っていた。あるあるだね。
積丹岬
天気のせいだ。積丹ブルーがない。昨日走っていれば晴れを勝ち取ったのに、と思ったけど、美味しい茹でとうきびを食べられたから、ま、いいやと思った。
余市番屋で寿司食いねぇ。
高島岬
行く当てがないととりあえず岬を検索してしまう。
とてもこじんまりした岬だったけど、駐車場ってどこ、って感じだったけど、丘の上から水族館のショーがみえた。穴場。
山中牧場
ソフトクリーム不足を補う。うすら寒いけど、同僚の道民にお勧めされたから食べた。うまかった。
雪月花廊
口コミがいいライダーハウスへ。廃校になった小学校をライダーハウス兼ゲストハウス兼キャンプ場にしてあるとかなんとか。
わいわいしながら飲んでいる人たちもいたが、寄せ集め感が否めなかったテーブルだったので仲良くはなれなかった陰キャ。
元図書館を女性のライダーの寝床として使用されている部屋で宿泊。ベッドがあって、相部屋になった人に使っていいよ、と言われたので有難くお布団で寝た。安眠。
翌日、静かな部屋で本棚にあった金子みすゞの詩集を読み、朝食を食べて出発。
陽キャにおすすめです。てへ
8日目:218km
道の駅 望羊中山
あげいもを食べるべく道の駅へ。さっき朝ごはん食べたけど、いもは別腹だろ、という謎理論で普通に注文。割と大きくてビビる。これ1人で食べるの無理だろ、と言っていた男の人を横目に食べた。イケるぜ。普通に。え、これって普通じゃないのって思いながら食べた。
アメリカンドッグのいもバージョン。衣の外はサクッと、中は甘くてほわほわ、ジャガイモはほっくほく。塩とケチャップを付けて食べた。もちろん口の中の水分は全ていもに持って行かれる。
なかなか眺めがいい。
駐車場に2人組の道民女性ライダーがいた。20代前半、きゃっきゃうふふして駐車場で雑談を愉しんでいたが、準備して走りだした感じ、乗り始めてそんなに経っていない雰囲気ぷんぷん。安定感がない。(道の駅の入り口を右折で出るだけしかみてないけど)
気を付けて行ってね、っておばちゃん心に思い、歳を感じた。
ジェラート札幌果林樹
なんとなく地図をみて気になったジェラート屋さんを目指す。黒ゴマとピスタチオだった思う。
日本酒も置いてあったので、適当に4合瓶を1本買って、タナックスツーリングバックの中に押し込んだ。ほくほく。自分へのお土産調達完了。
旬鮮厨房 三浦や
宅配こと、ミートハウスに一緒になった女の人からお勧めされた苫小牧にあるご飯や三浦やへ。
12時過ぎでまさにお昼のピーク時に到着。噂によるとお勧めの定食を叫んでいる、安い、うまい、早い、とな。実際に入るとまさにそれだった。
生ちらし注文したら、結構出ちゃったからいつもよりネタの種類が限られちゃうけどいい?と確認され、もちろん大丈夫だと答え、出来上がりを待つ。次々とお客さんが来てお店に活気があった。ほっきカレーも気にはなった。待つこと数分、生ちらしが到着。
予想よりネタの種類が豊富だった。謙遜をしていたのか…750円て、コスパよすぎ。地元のおっちゃんたちも足しげく通っている感じのお店だったから、こりゃ最高のお店です。間違いない
マルトマ食堂が有名だけど、混んでるから三浦やがおすすめだよって言っていたの、正解。
宅配ちゃん、ツボを押さえていた。紹介されたお店とキャンプ場全部よかった。苫小牧フェリー港で待つ時間あったら図書館で時間をつぶすって言っていたのは真似できなかったから、今度苫小牧で時間をつぶすときがあったら図書館に行きたいと思った。
末広湯
フェリーに乗るまでの時間潰しに銭湯へ。素朴な、こじんまりとした銭湯でいい湯だった。昼間だけど地元のおばあちゃん方で賑わっていた。
ウトナイ湖
とりあえず寄れるところは寄っておこう精神で道の駅ウトナイ湖へ
白鳥が割と近くにいた。そして、白鳥の糞は意外と大きいことを知った。展望台も登って、ウトナイ湖を堪能した。
苫小牧フェリーターミナル
お別れの時間がやってきてしまった。長かったようで短かったお盆休みが終わりを告げている。現実に引き戻されるのに時間がかかりそうだ。ま、フェリーに乗っている時間が結構かかるから、ちょうど現実に戻った感がでる。
フェリーに乗る前にはちゃんとガソリン満タン、セコマのおつまみとスーパーでザンギ、サッポロクラシックを調達したもんね。そういうところだけは抜かりない。
ニンニクきつめのザンギを漂わせ、風呂上りに一杯飲むビールはうめぇや~
翌日昼過ぎに新潟港に到着し、雨に濡れながら帰った。
雨の日の高速運転、転ぶかと思った。できれば雨の日バイクは乗らないと誓った。
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