エンストしたときの対応方法
久しぶりにバイクに乗ろうとしたらエンジンがかからない!さっきまで動いていたのにエンジンがかからなくなってしまった!なんてときの対処方法を紹介します。
・燃料がない ・バッテリーが上がった ・キルスイッチがOFFになっている ・スタンドが立っている ・1度倒して車体に衝撃を与えた
・燃料がない
初歩的かつ1度は経験がある人が多い原因ではないでしょうか。ガソリンを燃やして走らせているため燃料が切れるとアクセルをひねっても加速しなくなります。バイクの種類にもよりますが、リザーブタンク(予備タンク)があるものは、コックをひねってタンクの底にある燃料を使うことで、ガス欠を防ぐことができます。
通常はONにして走ります。予備燃料を使用するときはRESに合わせ、タンクを下すなど燃料の流れを止める必要がある場合はOFFにします。
・バッテリーが上がった
数か月間乗っていない、バッテリーが弱っている、気温が低いなどが原因でバッテリーが上がってしまいエンジンがかからない場合があります。
セルスターター付きのバイクはバッテリーから電力をもらってエンジン点火を行っています。そのためバッテリーが上がってしまうとエンジン始動ができなくなります。
バッテリーは常に放電している
スマホでも使用していなくても電池が減るように、バイクのバッテリーも放電しています。(スマホは電波を受信し続けているため、減りが早いかもしれませんが。)定期的にバイク乗っていれば充電ができているためバッテリーが上がりにくくはなります。
バッテリーが弱っている
バッテリーは経年劣化によって性能が低下します。バッテリー上りが頻繁に起こる場合は、バッテリーを交換するか、始動前にバッテリーを充電する必要があります。
気温が低い
バッテリーは寒くなると蓄えた電気を引き出す働きが鈍くなります。もとのバッテリーの性能が悪くなったわけではなく、寒さによって通常のパフォーマンスを発揮できなくなりエンジンがかからなくなる場合があります。
バッテリー上りの解決方法
・バッテリーを交換する ・エンジンスターターでエンジン始動する ・バッテリーを温める
バッテリーが上がった場合は、
①バッテリーを新品に交換する
バイク屋でバッテリー交換をお願いしましょう。自分でできる方は工賃が浮きます。
②エンジンスターターでエンジンを始動する
車や他のバイクのバッテリーからブースターケーブルを繋いでエンジンをかけるか、ジャンプスターター(一時的にエンジン始動を手助けするアクセサリー)を使ってエンジン始動しましょう。長距離ライダーでジャンプスターターを常に持ち歩いている人もいます。
・キルスイッチがOFFになっている
↑通常時(ON)のスイッチ位置です。
キルスイッチとは
エンジンの点火回路を切断するためのスイッチのことをキルスイッチといいます。 ハンドル右手元に設けられており、通常はONにしておきます。バイクを倒してしまったなどの非常時に、スイッチをOFFにすることでエンジンを止めることができます。
ヘルメットをミラーにかけたときにOFFにしてしまうと、さっきまでエンジンがかかったのに、いきなりエンジンが始動しなくなった!ということがあります。焦りますよね…
・スタンドが立っている
サイドスタンドの上げ忘れ防止でスタンドが立ったままニュートラル以外のギアに入っているとエンジンがかからないものがあります。サイドスタンドが完全に上がっているか確認してみて下さい。
・1度倒して車体に衝撃を与えた
バイクによりますが、転倒してバイクに衝撃が加わるとキーを抜き差ししないとエンジンがかからないものがあります。
klx125の場合これにあたります。林道でコケて衝撃がかかるとエンジンがかからなくなるので、1度キーを抜き差ししてからエンジン始動をします。
以上、参考にしていただければ幸いです。ご覧いただきありがとうございました。
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