会社員として社会の歯車になって数年
業務効率化だ、業務評価だ、残業枠は月何時間ね、だとか、まあ色々なことに違和感を持つようになっていたところに興味をそそる本が
なんでエッセンシャルワーカーの給与が安く、よく分からない管理職やコンサルの方が高い給与をもらっているのか
何故業務効率化してるはずなのに残業が減らないのか
無駄な仕事が減らないのは何故か
日々思っていた素朴な疑問を資本主義社会の歴史を交えて解説してくれた1冊
解決策としてベーシックインカムを導入する、仕事の価値を再考する、ブルシット・ジョブを無くしていくなど社会全体の価値観を改める必要があるため一筋縄ではいかない
ただ、なせ無駄な仕事が溢れているかという疑問に対しては腑に落ちる内容が記載されていた
入門書として取っつきやすい
管理職や経営層にこそ読んでもらい、会議や会議のための資料作り、管理工数を増やす業務などの無駄を無くし正味工数のみを仕事に充てて基本給を上げた上で業務時間を短縮してもらいたいものだと感じた
また労働者階級として育った私自身、やりがいはなくてもやらなくてはならないもの、という思考停止していたものが、無駄な仕事が溢れていてまかり通っている現状を踏まえて、今後どう働くか、どう生きるか改めて考えさせられる内容であった
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