FUTURE FOX 【フォックスベース】使用感
目次
車でキャンプに行くとき用にフューチャーフォックスのパップテント FAX-BASEを使用。1年使った感想を。
メリット
一般的なパップテントより居住スペースが広い
メーカーのHPにも、各種レビューにも大々的に取り上げられているが、居住スペースが広い。屈んだ状態で室内を移動しなくていいくらい高さがあるから楽。解放感がある
スカート付きなので暖かい
スカートがついているため、テントの近くで焚き火したり、薪ストーブを使用したとき足元の冷気を遮断できる
袖にあるチャックを駆使すればアレンジ色々
ほぼノーアレンジで使用するので何とも言えないが、跳ね上げ方を工夫できる。初版のテントを使用しているが、現在改良販売されているFOX-BASE EVOは前後のファスナーで開閉可能に…短期間で改良してきて、すげえ
難燃性で焚き火し放題
火力が強いと穴は開く。程よい距離での焚き火をおすすめする(爆ぜた火でちょっと穴が開いた…)
インナー付き
標準装備でインナーがついているのが有難い。オプションで付けると諭吉が飛ぶなんてことがあったりなかったりするキャンプ用品。嬉しい心遣い
収納袋が取っ手付き&大き目
取っ手付きのため持ち運びに便利。テントサイズより袋のサイズに余裕があるため、たたみ方が雑でも入るところが◎
シュラフとか、山用のテントだとサイズを小さくしたいから入れづらいけど、このFOX-BASEは袋サイズが広くて入れやすい!チャックも横まで開くので間口広々
デメリット
雨に弱い
前幕を開けた状態でないと寝る以外できなくなるためキャンプ時は常に跳ね上げている
が、雨の時超弱い
布のつなぎ目がファスナーだけなので、浸水が早い
小雨や朝露程度なら浸水してこないが、少し強めの雨が降ると終わる
通り雨にあい、だばだば室内に雨が滴ってきたため慌ててタープをテントの上に被せて事なきを得た
前幕を閉じればファスナー上に布が来るような構造をしているため、前幕を開けたファスナーのみより雨には強くなるはずだと思うが、室内が狭くなるのでご注意を
インナーを付けるとコットが使えない
付属インナーは赤線の枠部に取り付けるのだが、テントの斜面スペースで高さがあまりないためハイコット(2wayのローでもNGなものあると思う)を使うとテントと干渉する。ゆえに超ローコットかマットを使う必要あり
当方は夏場あまりキャンプに行かず、インナー無し状態で使うことが多いので特に不自由はしない
山用テントより重い
軽量テントに比べるとポリコットンを使用しているため重い
重量7.26kg
軽さに慣れた人からすると重さがネックだが、テント兼タープで焚き火が近くでできるテント、という使い分けをすれば重さなどデメリットにならないであろう
コンクリート上には立てられない
完全自立式テントではなので、地面にペグが打てないと使用できない
キャンプ場、野営場は基本的にペグが打てる環境にあるから、ほぼ困ることはないと思う
薪ストーブの煙突が出しづらい
初版のテントは煙突が曲がっているものしか丁度いい感じにテントにある煙突用の穴から出せなかったが、FOX-BASE EVOで直線煙突薪ストーブが出しやすい位置に煙突穴が設定されているので、これから買う人は問題ないと思う
※ワイルドワンの薪ストーブは煙突が直線型なので、初版のFAX-BASEの煙突穴が使えない…
前幕がオプションだし、ちょっと高い
就寝時にチャックを閉めて寝るとテントの中が結構狭い
キャンプ道具をテント内に入れたいとなると、チャックを閉めて寝るより、前幕を付けて寝た方が道具を置くスペースを確保して寝られる
前幕はオプション。ちょいと値が張る
純正が高く感じるなら、オールフェザーブランケットなどの汎用品をカラビナと紐などを駆使して前幕もどきを作るとお手軽かと
チャックを閉めた状態でテーブル、椅子、焚き火台、保冷バッグ諸々をテント内に入れるとなると狭い
前幕があると跳ね上げた状態で外との仕切りができるため、居住スペースを広げられる
インナーを吊るす位置に適当なレジャーシートを吊るせば寝てる姿は目隠し出来てキャンプ道具をタープの下に置いたままにできる
ソロキャンプで大活躍しているので、買って大正解だと思っております。はい
張り方
大まかに私が張っている方法を紹介。(公式の張り方よりサボっている)
1.中身を取り出す
テント、ポール、ロープ、ペグを取り出す(インナーも付属だが、虫が多い夏以外は使わないので割愛)
2.テントを広げる
メインポールを差す2つの穴が直線になるように広げる(直線がポイント)
3.ポールを組み立て、ロープをほどく
↑短い方がメインポール、長い方が、入口跳ね上げ用のポール
↑1股のロープは入口跳ね上げ用に使うロープ
↑2股になっているロープはメインポールに使うロープ
4. メインポール用のペグを打つ
写真だとそう見えないが、ポールとペグが30-60-90°の直角三角形になるようにペグを打つ
両サイドペグを打ち終えるとこんな感じ
5.メインポールを立て、ロープのテンションをかける
片方ずつメインポールを立て、いい感じにテンションをかける
6.ペグを4本打つ
気持ち外寄りにペグを打つ。(テントのたるみを抑えるために。やり過ぎると駄目だけど…)
7.チャックを開き、入口を跳ね上げる
入口のチャックを広げ、ポールが差さる穴から斜め前45°くらいの位置にペグを打ち、ロープを引っ掛け跳ね上げる。風が強ければテントの紐をポールに結ぶが、風がなければ面倒くさいので私は結ばない。(好みで…)
↑両サイド跳ね上げるとこんな感じ
終わり
寝る時にテントを締めたいときは、6の状態に戻り入口両サイドのポールを外してチャックを閉める
以上、フューチャーフォックス パップテント FAX-BASE レビューでした
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