アラサー女ひとりツーリング北海道
2021年に礼文島に行った時の話です。
目次
3日目:ハートランドフェリー乗船
午前5:00前に稚内で泊まったホテルを出てフェリー乗り場へ
チケット販売は午前5:30からで予約枠がなかったので早めに向かった。(バイク・自転車のご予約は承っておりません、とのことで、行けなかったら悲しいから早く出た。)
激込みを想像していたら、全然バイク乗りがいない。6時前にいたバイク乗りはダンディなおじ様1人と私だけ。早く来た意味…と思いつつ、時間に余裕があってよかったのは、チケットを買ってからセコマでおにぎりを買って食べることができたとか、ぼーっと船を見る時間が持てたこと。
人間とバイク合わせて片道7,500円くらい
乗船したとき甲板が揺れ、CBR650Rで10回目くらいの立ちごけをするも、船上員さんたちの素早い対応によって荷物を積んだままバイクの引き起こしを終えた。普段なら荷物を外して引き起こしてから荷物を付け直すのだが。人手ありがてぇ~。乗船に不安があるバイク乗りは、安心してくれ、と思う。立ちごけしたやつがここにいるから。(微妙なところで止まらせるな、って心の中で叫んでたら船が揺れて案の定立ちごけした)
約2時間で到着
香深港フェリーターミナル
行くあてもなくとりあえず走り始める
海~。島っぽい!って思って写真を撮ったり、観光地っぽい看板があるとそっちに向かって走ってみる、などした。
カナリアパーク近くにバイクを停め、散策していると灯台が近くにありそうだから行ってみることに
割と歩いて、灯台に到着。するとその先に桃岩展望台コースなる看板を見つけ、引き返す選択肢を先延ばしにしていたら、あれよあれよという間に先に進んでいた。
桃岩展望台
戻るタイミングを見失ったら先に進むしかなくなり、後悔しながらも歩き続けること数時間。めっちゃいい景色に出会えた(ガスっていたけど、絶景だった)
事前調べほぼ無しの状態で適当に歩いた結果、いい景色に出会えたから良かった。礼文島にはヒグマがいないから安心して登山ができるらしい。過去に1頭北海道本土から泳いできたことがあったそうだが、今はいない。ほかにも登山ルートが充実していることは後で知った。
計2時間半くらいをかけてカナリアパーク~桃岩展望台~フェリーターミナル~カナリアパークを歩いた。途中飲み物が尽き、桃岩展望台付近のトイレの手洗い水が飲めるかを自然ガイドのおじさんに聞いたら、未開封のポカリを恵んでくれた。(おじさん、あの時はありがとうございました。以後気を付けます。)
下山して自動販売機で買った飲み物が旨かった。
歩いてから気づいたが、駐車場に近い方から桃岩展望台に行けばもっと効率的に行けた、トホホ。
うのず製菓の礼文まんじゅうで糖分も補給した。くぅ~糖分が身体に染みるぜ!
運動した後の炭水化物も身体に染みるぅ~
お腹も満たしたところで、テントを張るため、久種湖畔キャンプ場にチェックイン!天気がよかったので湖畔看板の前に張った。
テントを張ったところで、お待ちかねのスコトン岬へ
岬があれば行きたくなるのがバイク乗りの性。
昆布ソフトなるソフトも食べた。ソフトクリーム食べがちなのもバイク乗りの性。昆布昆布していない、ほぼ普通のソフトクリームだった。
映えを求めて澄海岬へ。エメラルドグリーンのような海水に吸い込まれるような美しさ。大して歩かずに行ける絶景最強かよ。
利尻富士が、綺麗なことよ
うすゆきの湯で整う。駐車場は屋根付きがあるからバイク乗りに嬉しい。利尻富士を見ながら温泉に入れた。
天候が悪化してきて、昼間に張ったテントの位置が最悪過ぎて(湖畔の風が吹き込むポイントだった)他のテント泊の人を真似して低い木の近くに移動。グラウンドシートとテントが飛ばされないように移動するのが大変だった…
夕飯はセコマ飯。バーニャカウダが旨い。タレが旨い。ホットシェフもいいよねぇ
就寝。
4日目:久種湖畔キャンプ場
翌日は、雨。風つよ。
停滞するか、バイクで移動するか悩みに悩む。ずっとテントにこもるのも嫌だけど、風にあおられて転倒するのも嫌。撤退していく登山者を参考にしようと話しかけ、ホテル泊に切り替えご飯を食べに行くとリーク。
風が落ち着いたタイミングを見計らって、真似をすることに
風に怯えながらも無事、港の近くにあるゲストハウスにチェックインできた。やったね。
炉ばた ちどり
朝ごはん兼お昼ごはんを食べに、炉ばた ちどりへ
さっきキャンプ場に居て撤退していったお兄さんもいた(笑)
ほっけのちゃんちゃん焼きを注文。身が柔らかく肉厚でめちゃうまだった。
時間潰しにサ活へ
安定感のあるサウナ。充実した中休みとなった。
海鮮処 かふか
うに丼を求め、海鮮処かふかへ
リンちゃんの如く、”金はあるんや!”と言い聞かせ、ルービーと肴とうに丼を注文
きんっきんに冷えてやがるぜ!サウナ後のビールうめぇ~。喉を鳴らしながら流し込んだ。
ほたてもうめぇ~
そして、うに丼
濃厚なめらかでお上品な美味しさ。これぞ北海道。礼文島でやりたかったことは、うに丼によって8割が達成したと言っても過言ではない。
ゲストハウス のんの
ゲストハウスに泊まった。風が強い日は宿に限る。礼文島をあしらったオリジナル手ぬぐいを買った。
出航の朝
翌朝、欠航に怯えながら船が出るかを確認し、無事出向することになり、ひと安心。島に閉じ込められることを免れた。
朝チケットを買うために並んでいたら、おじいさんが一番乗りで並んでいた。話を聞いたら九州の方から軽バンで日本一周しているとのこと。昨日フェリーで稚内に向かおうとしたが、自分の1つ前でチケットが完売、その日の次の便は欠航になり、1日待ったそう。(そらあ朝一で並ぶわ)
利尻富士を登った話などをしてくれた。黄色い軽バンを見るとこのおじいさんを思い出す。
そんなこんなでゆるりと礼文島を満喫したのでした。
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