一癖あるが楽しい旅のお供ライダーハウスの魅力を紹介
安心=鍵付きという概念だったらビジホに泊まるべし。男女部屋が分かれていて、私が宿泊するのは楽しかった、という場所をピックアップしているだけなのであしからず。
目次
ライダーハウスとは
バイク・自転車などの旅行者を対象とする簡易宿泊地です。
駐輪場がある(ときには屋根がついている)、オーナーがバイク好き、思い出ノートがある、夜の宴会がある!?など楽しさ色々!
寝具貸出は有料で基本は自分のシュラフで寝ます。テントを立てなくていい、雨風がしのげる、安い、旅好きな人に会えるのがメリット。
80~90年代のバイク全盛期には沢山あったようですが、運営者の高齢化も伴って、今や数が少ないです。正直、行ってみるまでは女の人が1人で泊まりに行くのは危ないのでは…とも思っていましたが、実際は安くて手軽で居心地のいい宿泊場所でした。
立地が駅から遠いなどの理由でライダーハウスにしているところもあるので、ライダーでなくても気軽に泊まれます。
ライダーハウスおすすめ1:函館ミートハウス(北海道)
函館駅から2.7kmほど離れたところにある函館ミートハウス。単純に函館ミートハウスと調べるとご飯屋さんがトップに出てくるのでご注意を。
ネット検索をすると、阿部寛のホームページよりも昭和の雰囲気が漂うが、更新日時は割とちゃんとしている怪しめのホームページが現れます。
男女別部屋、風呂無し(近くに銭湯あり)、監視カメラあり、近くにコンビニあり、ラッキーピエロ近し。立地は申し分ない。サイトには部屋や外観の画像が乏しくやや博打的な気分。当日電話で部屋は空いていることを確認し、何時ころ来るかを伝え、予約が完了。
駐車場はなく、駐輪場はライダーハウスの前にバイクを横付けするだけ。(屋根なし)
↑ミートハウスの一番近くにあるラッキーピエロ
前払い1,300円/日、連泊は800円/日(やっす)。出入りは自由
女性部屋は2~3人であれば和室を仕切って個室っぽく使える。
洗濯機無料(お財布にやさしい)洗濯ばさみ・ハンガー各種あり
女性部屋の洗濯機は昭和の雰囲気漂う洗濯機で作動時に壊さないか心配になりつつ、普通に動く。連泊の女の人は男子部屋の新しめの洗濯機を使っていたそうな。
夜は宴会に誘われ(普通に飲みながらご飯を食べるだけ)宿泊客3人とおっちゃんの4人と猫1匹で夕飯を。バイクトークに花が咲いたり、昔話や女子部屋の思い出ノートの話などして過ごした。ついついお酒が進み、寝坊して連泊する人もいるそう。居心地が良いから分からんでもない。
宿泊者によって色んな人がいるので一期一会を楽しめる。ミートハウスの由来はmeatではなくmeetだそう。肉ではなかった。おっちゃんが住む1階のトイレは有志がお金を募ってバリアフリーの水洗トイレを設置したらしく、有志の名前が刻まれていた。なんと温かい世界。
常連ともなれば(連泊すると)おっちゃんからあだ名が命名される。同じ日に宿泊していた女性客は避暑ウーバーイーツをするため関東から北海道に来て働いていて、ミートハウスには1か月くらい宿泊し、次は室蘭に行くと言っていた。
彼女に付けられたあだ名は…
宅配。スーパーカブでウーバーイーツやっているから宅配だそうです。何とシンプルな
おっちゃん何回かそのあだ名忘れては、メモ見返してたな。
もう一人のお客さんも常連さんだったが、あだ名忘れた。嫁のあだ名は”童顔”だった(笑)
女性部屋にあった思い出ノート、あまり記載がないから全部読んだけど、みんなキャラが濃くて面白かった。
地図
※2022年の夏に宿泊
ライダーハウスおすすめ2:ライダーハウス高山(岐阜)
ライダーハウスにテント泊したとき一緒に宿泊していたライダーに勧められて行った、プーさんのぬいぐるみだらけのライダーハウス。
ライダーハウス高山 | Takayama-shi Gifu | Facebook
当日電話予約で対応してもらう。当日予約可なのが地味に有り難い。
屋根付き駐車場、風呂無し、個室(混んでなければ)、THE古民家。市街地からはちょっと遠い。宿泊費1,800円/日
ライダーに聞いた通り、古民家の縁側にプーさんのぬいぐるみが沢山並べられているのですぐわかる。
到着するとすぐにおっちゃんが現れ、駐輪スペースの案内をしてくれた。雪国だから車庫があるらしく、バイク乗りには嬉しい屋根付き駐輪場。やったね!
バイクで銭湯にでも行こうかと思っていたら、バイクは乗らなくていいよ!と言われ、何かと思ったら、観光もセットでおっちゃんのジムニーに乗って銭湯~中華そば~高山ドライブに連れて行ってもらえた。バイクの運転で疲れていたから、有難い。
お風呂上りに一緒にラーメンをすする。まるでじいちゃんと遊びに来たかと錯覚する。(レンタルじいさん的な)高山ラーメンは邪道らしい。本家は中華そばと謳い、老舗は5件くらいしかないそう。
帰りにスーパーでお総菜を買い、帰宅。
居間でぬくぬくしながらお酒を貰い、お惣菜ももらい(前に泊まった人が残していったものなど)2人で宴会を。パラグライダーやらスキーインストラクターやらやっていたらしく普段聞けない話を聞くことができた。奥さんとの馴れ初めもよかった。居心地が良すぎてじいちゃん家に遊びに来たと錯覚する(2回目)。
敷布団を貸してもらえたので、コットを組み立てずに寝られた。
古民家好きにもおすすめ。おっちゃんのファンもいるんだろうな。
地図
※2022年GWに宿泊
番外編:湯らっくす(熊本)
ライダーハウスではないが、サウナの聖地をご紹介。
西の聖地、湯らっくす。
ライダーにやさしいポイント:屋根付き駐輪場、ヘルメットロッカー完備。サ飯が旨い。女性専用のリラックススペースがあり、リクライニングして横になれるし安心して寝られる。
ツーリング、バイクの方にも最適な工夫多数 | 湯らっくす (yulax.info)
一度入ると出られないが、出る必要がない。熊本ラーメンだけは先に食べてから入ると吉。ニンニク醤油が旨し。
サウナの温度、湿度、マットはもちろん、ひえっひえの水風呂、選びたい放題の外気浴。最高の施設が待っています。水風呂にあるMAD MAXボタンを押せばダウンフォースを感じられる。(滝のように水が上から勢いよく出てくるドラマ サ道でも出てくる例のボタン)
整った後のサ飯が、まあ美味しいこと。
宿泊出来て、身体がばちばちに休めて、ご飯が美味しい。言うことなし。
MAD MAXを多用してるのはご愛敬。
ツーリングで疲れた身体を癒してくれる、西の聖地。湯らっくすを超えるサウナ施設にまだ出会っていない。
地図
※2021年GW宿泊
おまけ:鈴木食堂 ライダーハウス
女性だと1人だけでもコテージを貸してくれるそう。サンマ丼も食べてみたいが、行った事はない。行ってみたい気持ちがあるのでしたためておく。
地図
以上、女性でも安心して泊まれるライダーハウス紹介でした。
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