【ニセコ化するニッポン】を読んだ。これからどう選択するかを考える

冒頭に出てくるニセコを例に挙げ、今の日本に起こっている”選択と集中”による成功・失敗、その裏にある排除について複数の事例を紹介していた

なるほどなあ、と事例をもとに自分の周りにあるニセコ化に思いを巡らせることが出来た。心当たり、あるな、と

一概にニセコ化がいい、悪いという話ではない

ただ世の中の風潮として”選択と集中”によって一部の人たちに刺さるビジネスが成功し、ターゲットや層を絞らず何でも置いてあるような空間が淘汰されつつある

また選択と集中によってターゲットからこぼれ落ちていく層がいて、それを排除という言い方をしていた

この場面には刺さって、ここでは排除されているのか、と、身の回りの出来事に思いを巡らせた…

スタバについて感じたこと

スタバを選ぶ層、独特な注文・空気感に馴染めず排除される(選択しないだけの場合もあるが)

私は甘い飲み物が好みではなく、スタバの雰囲気も苦手であるためほぼ行っていない。【社会人大学人見知り学部卒業見込】の若林正恭ほど尖った理由で行っていないわけではない。ただ、馴染めないのだ…

ある日の出張での時間の使い方を思い出した

集合時間までの間、上司2人は先に最寄り駅に到着し、1人はスタバ、もう1人はタリーズで仕事をしていたそう

かくいう私は駅から徒歩15分くらい離れた喫茶店でランチを食べてから向かった

駅近、入りやすい、お洒落、コーヒーが飲めるなどの点で上司に刺さったのが、スタバやタリーズ

確かにビジネスマンが入りやすい、認知度がある、仕事がしやすい点で利用者受けがよさそう

一方、昔からやっているであろう喫茶店に入った私の周りには近所に住んでいるようなお年寄りがメインでビジネスマンは全然いなかった

ゆっくりご飯を食べて、会話を楽しみ、食後のコーヒーを飲む。時間の流れや店の雰囲気は違っている。その空気感に私は引き寄せられている。これが私の選択なのか、自由に選べる喫茶店も減ってきてはいるものの、できる限り、推しは推せるうちに推していきたい

現金か、電子マネーか

近年電子マネーの普及に伴い現金決済できない店も出てきた

ここにもニセコ化が出てくる

現金のみ扱う店、電子マネーのみ扱う店、どちらも扱う店

”選択と集中”と”排除”

スマホを持たないお年寄りが排除される。という一面

電子マネーの普及に関し、誰かが排除されているという意識を普段の生活では持っていなかったが、改めて考えると排除だったのか…と納得する部分もあった

これからの自分にできることは何か

電子決済に苦戦している人がいれば声をかけて手伝おう、とか

父母などからスマホの使い方を聞かれたら少し迷惑そうにするかもしれないけれど、教えてあげよう、とか

そんなことから始めていきたいなと感じた。ただ”お金”に関わることは厄介なことにもなりかねないので注意したい

電子決済ではないが、近年普及しているセルフレジについて、群ようこのエッセイ”六十路通過道中”を思い出した

セルフレジを避けてきたが、ついに逃れられない場面になり、決済するときの臨場感が伝わってくるエピソード

セルフレジの操作については店員さんに教えてもらい、以後スムーズに使えているようだった。群ようこ目線の世の中を垣間見ることが出来て面白いエッセイ

年齢を理由に新しいことを受け入れにくくなるのは承知だが、淘汰されぬよう気を付けたい…

私のセルフレジのこだわりというと、いかに早く決済が終えられるか、に尽きる

セリアやダイソーなどで電子決済のみ対応するセルフレジがあるが、並んでいる間に決済画面を出しておき、順番が来たら画面操作、バーコード読み取り、決済を滞りなく立ち去ることを競技みたいに楽しんでいる。小さいことだけど、楽しみながら生きていきたいものだ

ニセコ化の対極?成瀬は天下を取りに行く

ニセコ化の逆を行く本として”成瀬は天下を取りに行く”が売れているという話も取り上げており、気になったため読んでみた

成瀬あかりは思いついたことを行動に移す、ちょっと変わった女子高生

成瀬の魅力に引き寄せられて行動を共にする島崎みゆきになった気分で読み進められる

成瀬の行動から出会った人達が、点と点が線で結びつくところが面白かった

思いついたことを行動し、やり遂げるまで終わらないわけではなく、自分で区切りを付けたら次に行くスタンスはニセコ化より、現実実がある

人生そんなもんなんだよな

近年アクセス数、再生回数、映えなど選択と集中によって特化されたSNSが散見される

そんな選択と集中された情報に疲れてきている自分もいたので、成瀬あかりの行動に共感する点もあり、突拍子のない凝り固まった思考をぶち壊していく名言、現代の言葉で書かれているため読みやすいなどで2日で読み終えた

ニセコ化するニッポンを読んで

なにがどう、という結論を表現するのは難しいけれど、こんな時代を生きているんだなと俯瞰してみられる一冊だった

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